「佐渡煮しめ」は、冠婚葬祭の席や大切な来客へのおもてなしの心が込められた郷土料理です。「佐渡」と名前がつきますが、地区ごとに具材やその切り方、盛付けに特徴があり、この一皿で島の豊かな食文化を語ることができます。
当店の佐渡煮しめは両津地区（一部）でどんど焼きの後にだけふるまわれる、黒すりごまで和えた「ころがし」と呼ばれる大変希少なものを参考にしております。縁起物をはやしたどんど焼きの灰にご利益の力があると信じ、その灰に見立てた黒すりごまを煮しめに和えて無病息災を願ったのはないでしょうか（諸説あり）。
皆様の福を願い、心を込めてご用意させていただきます。

【10種の具材】
焼き豆腐、あずま揚げ、ちくわ、お麩、かまぼこ、もち巾着、ごぼう、人参、玉こんにゃく、昆布